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武士と侍

息子の前に長い棒が一本あれば

私は容赦なくズッタズタです。

「そんなの武士でも侍でもないよ〜」

武士道や侍魂って聞くと

高潔、誇り高い

何者にも屈しない強い意志

自己犠牲的精神

といったキーワードが上がり

武士や侍に例えられる人は

一目置かれるような存在です。

歴史上のスーパースターにも武士の名が多く

時代を変えるほどの熱い思いで

激動の時を乗り越えた先人を想像します。

 

中でも私が好きな時代は

幕末から明治維新にかけて

1853年 ペリー来航から

1867年 大政奉還まで

たった14年間で坂本龍馬、高杉晋作、など幕末の志士から

新撰組まで一挙に歴史上のスターが登場した時代です。

 

今までの当たり前が、当たり前でなくなる激動の時にも

未来に熱い思いを馳せ

己の志を信じ

命懸けで日本を守ろうとした人々

刀や武装兵器を持たなくても武士の精神そのもので

人々を動かし、時を変えたのだと思います。

 

現在では

スポーツなどの国際試合で日本代表に対して

「侍ジャパン」と使われます。

日本の国旗を胸に掲げ

必死でボールを追う姿

このフィールドに立つまでの努力

そして、立つことができなかった悔しさ

守りたいもの、大切な思いが重なり

共感できる仲間が戦う姿に遭遇すると

熱い想いが込み上げ、心が大きく動きます。

現在の激動を感じる時代

何をすれば良いのか?

何が正しいのか?

迷って悩み、先が見えない状態で

私利私欲にまみれた私は、武士とは程遠い存在ですが

大切な家族や仲間を守るために

揺るがぬ志を持って進める

武士でありたいと思います。

 

そして、やんちゃ盛りの息子にも

命懸けで守りたい大切なものに

出会えることを願っています。

 

 

姫路瓢亭 西二階町店ふくべ

女将 白倉 かすみ