5月14日、再びブンセン株式会社様のご好意で
「実山椒」の収穫に参加させていただきました。
(4月には「花山椒」も収穫させていただきました。
今回は雨の予報も跳ね除け、薄曇りの中、暑くもなく、
ちょうど良い気温での収穫となりました。
実山椒は、内に種の芯ができ始めるまでの
数日間の収穫によるもので、数千本ある木の実を
この3日間で摘んでしまうそうです。
従業員の方はもちろん、地元の方、
学生の方々の協力により収穫されます。
山椒はミカン科の果実と教わり、小さな粒をよ〜く眺めていると、
確かにミカンに似た果皮。
そしてお味は もぎたての爽やかさが広がったかと思うと、
スパイシーな痺れが口の中に長く続きます。
この感動が、こんな小さな一粒から繰り出されるとは!
山椒についてニワカ博士です。
一房一房に感激しながら、採り残さないよう枝を追って摘んでいましたが、
採っても採ってもカゴはイッパイにならず、
角度を変えて見ると、枝の影から房がヒョコリ、
脚立に登り手を伸ばすが、私が参加した3時間では一本の木の半分も採れませんでした。
そんな中、大きなサナギに驚き、クモの巣に絡まり、
小さなアブに群がられるなど、苦味のある山椒の木と思っていたので虫の恐怖は想定外でした。
この畑の木は無農薬で育てているため、虫も植物もイキイキと育っていました。
朝9時から正午まで、計量3㌔程。
ここから枝やゴミを取り除くと収穫できた実は1㌔に満たないのではないでしょうか?
こんなに苦労して摘んだ実は一粒一粒が愛おしいものです。
この度も大変貴重な経験をさせていただきました
ブンセン株式会社様に心より感謝いたします。
来年も収穫に参加させていただく予定ですが、虫に騒がず、
一本の木の実を採り切る覚悟で挑みたいと思います。
収穫の後は、摘みたてホヤホヤの山椒を調理し、
美味しいお酒と共に、召し上がっていただきました。
本日より、ご来店のお客様にも、数に限りはございますが、
ご提供させていただきます。
姫路瓢亭 西二階町店ふくべ
女将 白倉 かすみ