皆様 こんにちは!
昨日はすっぽんの養殖方法について、お話させて頂きましたが、
本日はどうやって、大分県の安心院すっぽんセンターのすっぽんに辿り着いたのかをお話します。
瓢亭ですっぽん鍋を始めた1970年頃は鮮魚店からすっぽんを仕入れていました。
仕入元は、岡山県の備前にある養殖場で、ご年配のご夫婦が営んでおられ、後継者がいなかったため長年の取引後、閉業となってしまい仕入経路が途絶えてしまいました。
その後市場経由で入ってくるすっぽんを使用していましたが、品質にムラ(季節によって味・香り・大きさが変わる)があり、特に産地がバラバラになってしまうため、
同じ生け簀の中で見分けがつかなくなる恐れを懸念に思い日本全国の養殖場巡りの旅が始まりました。
およそ20件以上の養殖場と約15年間に渡る、相談と交渉を繰り返してきました。
当初は佐賀県にある養殖場様と懇親になり、餌決めや品質の向上を共に相談しつつ仕入ていましたが、
野外での飼育だったため育ちのストップしてしまう年、病気になって入荷が厳しい年などがあり、安定供給には繋がりませんでした。
もちろん地産地消を考え、兵庫県産のものとも探していたのですが規模が小さい養殖場が多くこちらも安定した年間供給が難しかったため継続には至りませんでした。
様々な養殖場様との交渉を経て、すっぽんの習性や、調理方法を学び得た知識より、現在の取引先である大分県の安心院すっぽんセンターへに辿り着きました。
現在はお客様に常に美味しく安心安全なすっぽんをご提供することができております。
本日も読んで頂きありがとうございました。