スパイスの選定作業に入る前に、スパイスの効能について調べてみました。
世界には100種類以上ものスパイスがあると言われています。体調に合わせてスパイスを調合することで健康維持に役立つくらいスパイスの効能は高く、
天然の薬といわれるほどです。
すっぽん料理とスパイスを会わせることにより、より一層異次元に健康を目指したいと思っております。
本日は健康増進におすすめのスパイスと美容によいとされるスパイスのご紹介をしたいと思います。
健康増進におすすめのスパイス
コリアンダー
食欲増進、血液浄化
コリアンダーはタイではパクチー、中国ではシャンツァイ(香菜)とも呼ばれていて、世界各国で愛されているスパイスです。コリアンダーには発熱の緩和や食欲増進、血液の浄化などの効果があり、西洋では消化器系の家庭薬として使われています。なお、コリアンダーの葉は独特の青臭さがあるので好き嫌いが分かれる食べ物ですが、完熟した実はクセのない誰もが好むさわやかな甘い香りなので、いろいろな料理に使われています。
クミン
整腸、解毒作用
カレー特有の香りを持ち、エスニック料理には欠かせないクミン。消化液の分泌が活発化してくれるので整腸や解毒作用に効果があり、食欲増進や消化の促進につながります。また、抗酸化作用があり免疫力を上げる効果もあるため、ガンや循環器系の病気の予防にもなります。
ブラックペッパー
血行促進冷え性改善
ブラックペッパーは肉料理や魚料理で最もよく利用されているスパイスのひとつで、スパイスの王様とも呼ばれています。ブラックペッパーの最も重要な効能は、血行促進による冷え性改善です。「ピペリン」という成分が交感神経を刺激して血流をアップし、血液が末端の血管にまで行き渡ることによって冷え性改善効果が期待できるのです。なお、コショウにはブラックやホワイト、グリーン、ピンクがありますが、これらは加工の工程の差から色に違いがあるだけで、どの色のコショウを使っても同様の効果が期待できます。
カルダモン
カルダモンは香りの王様と呼ばれるほどすがすがしい香りを持つショウガ科のスパイスで、芳香性健胃効果があり、消化を助けてくれます。また、油分を除く効果もあるので、食後の口直しとして香りのデザートにも適しています。
美容によいとされるスパイス
クローブ
クローブには、腸にたまったガスを排出しやすくする効果があり、腸内環境を整えるには重要なスパイスです。また、クローブに含まれる精油成分の「オイゲノール」には抗酸化作用があり、酸化や老化防止にも役立ちます。
シナモン
抗酸化作用アンチエイジング
シナモンティーとしてもよく飲まれていますが、もともとは生薬や漢方として使われていました。体を温める効果が大きく、血液循環が良くなることで美肌効果や、冷え性・むくみなどの防止にも役立ちます。辛みと甘さを伴った特徴的な香りが人気で、お菓子などにもよく使われています。
シナモンは高い抗酸化作用を持ち、さらに毛細血管の傷を修復してくれる効果もあるので、肌の代謝が高くなり、アンチエイジングの効果にも期待できます。
この他にも沢山スパイスはありますが、上記の物は一般的に手に入りやすい物となります。上記のスパイスも含め、沢山の種類のスパイスを使用して、瓢亭オリジナルのスパイスを調合する事にしました。
次回はスパイスを調合、試食の様子をお届けします。お楽しみに。
本日も読んで頂きありがとうございました。